マーケットコメント


テクニカル分析

2022-08-31

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反落、日経平均は28,000円を下回って始まるも下げ幅を縮め維持

31日、米国市場でJOLTSの結果が予想を上回ったことを受け、積極的な利上げが継続するのではないかといった見方が広がり、NYダウなど主要指数が揃って3日続落となっていたことが東京市場の売り材料となった。日経平均は28,000円を下回って始まり、27,906円をつけるなど一時289円安となる場面があったが、直ぐに切り返すと徐々に下げ幅を縮める展開となった。また、28,000円台を回復して28,104円をつけ90円安まで下げ幅を縮めたが、午後に入ってからは、時間外のダウ先物がプラス圏で推移していたものの積極的な買いが入らず、28,000円を下限とした小幅なレンジでの値動きのまま終えた。MSCIのリバランスの影響で取引終了時の売買が膨らみ売買代金は3兆円を上回った。そうしたなか業種別では、空運、保険、陸運など9業種が値上がり。値下がりは、鉱業、石油・石炭、卸売、海運、鉄鋼、不動産など24業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、INPEX、三井物産、ソニーGなどが安かった反面、レノバ、リクルートHD、東京海上HD、日本航空、京セラなどが高かった。日経平均株価の終値は28,091円53銭、-104円05銭、TOPIXの終値は1,963.16ポイント、-5.22ポイント。プライム市場の売買高は概算で13億32百万株、同売買代金3兆2,722億円。
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