マーケットコメント


テクニカル分析

2022-08-29

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29日、大幅反落、FRB議長のタカ派発言が嫌気され東京市場にも売りが広がる

29日、先週末のジャクソンホール会議の講演で、パウエルFRB議長が早期の利下げに否定的で、インフレがFRBの目標とする水準に収まるまで金融引き締めを継続するといったタカ派発言を行ったことが嫌気され、米国市場で主要3指数が揃って3%超下落していた流れが東京市場にも広がり、日経平均は480円安で始まった。その後も下落が続いて28,000円を割り込むと、27,788円をつけるなど一時853円安となる場面があったが、売りが一巡すると買い戻しが優勢となって徐々に下げ幅を縮めた。ただ戻りは限定的で、取引終了にかけて再び売り圧力が強まると、今日の安値圏で終えた。そうしたなか業種別では、鉱業、石油の2業種が値上がり。一方値下がりは、精密機器、機械、サービス、電気機器、金属製品など31業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ブレイド(G)が-11.37%と下落が目立ち、メルカリ、エムスリー、レーザーテック、東京電力HDなどが安かった反面、日経ダブルインバース、INPEXが高かった。日経平均株価の終値は27,878円96銭、-762円42銭、TOPIXの終値は1,944.10ポイント、-35.49ポイント。プライム市場の売買高は概算で10億73百万株、同売買代金2兆5,949億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)