マーケットコメント


テクニカル分析

2022-08-24

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24日、米経済指標の悪化や長期金の高止まりが嫌気され、日経平均は5日続落で終了

24日、米8月総合PMIや住宅関連の指標が軒並み予想を下回り、景気悪化への懸念が広がったことに加え、米10年債利回りが3%台で推移していたことが重石となった。日経平均株価は前日の大幅安の反動で小幅に反発して始まったが、しばらくもみ合いを続けたあと上値の重たさが意識されると、マイナスに沈んで下げ幅を広げる展開となった。日経平均は28,282円をつけるなど一時170円安となる場面があったが、売り込む動きは見られず買い戻されて午前の取引を終えた。一方午後に入ると、時間外のNYダウ先物がマイナスで推移していたことに加え、香港ハンセンや上海総合など他のアジア市場も軟調な値動きとなっていたことから上値が重く、狭いレンジでの値動きとなるなか今日の安値圏で終えた。そうしたなか業種別では、電気・ガス、鉱業、紙・パルプ、ゴム、卸売など17業種が値上がり。一方値下がりは、その他製品、空運、海運、サービス、医薬品など16業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、東京電力が+9.96%と上昇が目立ったほか、三菱重工業、オリンパス、日立などが高かった反面、レーザーテック、任天堂、東京エレクトロン、HOYAなどが安かった。日経平均株価の終値は28,313円47銭、-139円28銭、TOPIXの終値は1,967.18ポイント、-4.26ポイント。プライム市場の売買高は概算で10億22百万株、同売買代金2兆2,291億円。
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