マーケットコメント


テクニカル分析

2022-08-18

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18日、米国株の下落や上昇ピッチの速さに対する警戒で大幅反落

18日、米国市場で小売り大手の決算が予想を下回ったことが嫌気され、景気後退への懸念からNYダウなど主要指数が揃って反落して終えていたことに加え、前日までの上昇スピードの速さへの警戒もあって、東京市場は大幅反落で取引が始まった。日経平均は29,000円を割り込んで始まり、その後28,846円をつけるなど一時376円安となる場面があったが、売りが一巡すると買い戻しが優勢となり、下げ幅を縮めて午前の取引を終えた。また、午後に入ってからも買い戻しが続き29,000円に接近したものの、時間外のNYダウ先物がマイナス圏で推移していたことや、他のアジア市場で香港ハンセン指数などもマイナスに沈んでいたことが重石となって買いが続かず、上値の重たいまま29,000円を割り込んで終えた。そうしたなか業種別では、鉱業、電気・ガス、その他製品、繊維、保険の5業種が値上がり。一方値下がりは、精密機器、輸送用機器、不動産、サービス、紙・パルプ、化学、小売など28業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、アイスタイルが+24.50%と上昇が目立ち、新光電気工業、メルカリ、日経ダブルインバースなどが高かった反面、リクルートHD、信越化学、アドバンテスト、日経レバレッジETF、ファナックなどが安かった。日経平均株価の終値は28,942円14銭、-280円63銭、TOPIXの終値は1,990.50ポイント、-16.49ポイント。プライム市場の売買高は概算で9億87百万株、同売買代金2兆3,080億円。
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