マーケットコメント


テクニカル分析

2022-08-12

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12日、大幅反発、米CPIが予想を下回り米国株が大幅高となったことが押し上げ

12日、国内が祝日のあいだに発表された米7月CPIが予想を下回る結果となったことからインフレ懸念が和らぎ、日経平均と連動性の高いナスダック総合指数が発表当日3%近い大幅高で終えていたことが好感され、東京市場は米株高を追いかける形で買いが先行して始まった。また、今日がオプションSQ算出日だったこともあって取引開始時に買いが集中し、日経平均は28,251円で始まったが、SQ値が28,525円62銭と、取引開始時の価格より273円も高い水準で決まったと伝わると、じわじわと水準を切り上げたあと午後には高値圏でのもち合いがしばらく続いたが、取引終了間際にまとまった買いが入りSQ値を上回って今日の高値で終えた。そうしたなか業種別では33業種すべてが値上がり。上昇率が高かったのは、精密機器、電気機器、機械、サービス、石油・石炭、卸売など。一方上昇率が低かったのは、ゴム、空運、電気・ガス、紙・パルプ、医薬品などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ソフトバンクGがトップで+5.55%となったほか、楽天グループが+7.90%と上昇が目立ち、ファナック、オリンパス、日経レバレッジETF、東京エレクトロンなどが高かった反面、日経ダブルインバース、NTT、資生堂の3銘柄が安かった。日経平均株価の終値は28,546円98銭、+727円65銭、TOPIXの終値は1,973.18ポイント、+39.53ポイント。プライム市場の売買高は概算で14億57百万株、同売買代金3兆7,126億円。
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