マーケットコメント


テクニカル分析

2022-08-02

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2日、大幅反落、台湾問題への警戒や円高が嫌気され、先物主導で下落

2日、取引開始前から米ペロシ下院議長が訪台すると伝わり、台湾を巡る米中の緊張が高まるとの見方から、東京市場は先物主導で売られる展開となった。日経平均は180円安で始まり、そのまま下げ幅を広げる展開となった。また、香港ハンセンや上海総合指数も台湾問題に対する警戒が高まり下落するなど他のアジア市場も下落していたことに加え、ドルも売られて対円では130円38銭まで下落したことも売り材料となり、日経平均は27,530円をつけるなど一時462円安となる場面があった。一方午後に入ってからは様子見ムードが広がって商いも減少し、戻し切れず398円安で終えた。そうしたなか業種別では、海運のみが上昇。値下がりは、医薬品、機械、精密機器、卸売、鉱業、石油・石炭など32業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、TDKが+13.5%と上昇が目立ち、日経ダブルインバース、ファーストリテイリングなど5銘柄が高かった反面、三菱重工、メルカリ、三井物産、HOYAなどが安かった。日経平均株価の終値は27,594円73銭、-398円62銭、TOPIXの終値は1,925.49ポイント、+34.62ポイント。プライム市場の売買高は概算で11億60百万株、同売買代金2兆8,232億円。
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