マーケットコメント


テクニカル分析

2022-07-28

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28日、続伸、FOMC通過後の米株高を受け、買い先行で始まるも伸び悩んで終了

28日、注目された米FOMCで、0.75%の利上げが決定されたが、パウエルFRB議長が会見で、利上げペースが減速する可能性について言及したことが市場の安心感につながり、NYダウに加えハイテク株の多いナスダック総合指数が4%を超す上昇率となっていたことが東京市場の買い材料となった。日経平均は193円高で始まり、その後28,015円をつけるなど、取引時間中では6月10日以来となる28,000円台に乗せる場面があったが、日米企業の業績発表が本格化するなか、結果を見たいとの投資家心理も働いて買いが続かず、徐々に上値が重たくなると、小幅なマイナスに沈む場面があった。ただ、売り込む動きは見られず、もち直して午前の取引を終えたあと、午後に入ってからは時間外のNYダウ先物がマイナス圏で推移していたことから、今晩のNY市場の反動安への警戒が上値を押さえ、結局小幅高で終えた。そうしたなか業種別では、電気・ガス、鉱業、サービス、石油・石炭、海運など20業種が値上がり。一方値下がりは、輸送用機器、保険、空運、機械など13業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、エムスリーが+13.92%、三菱自動車が+10.91%と上昇が目立ち、リクルートHD、東京電力HD、信越化学などが高かった反面、値下がりは、トヨタ自動車、クボタ、ソフトバンクGなどとなっている。日経平均株価の終値は27,815円48銭、+99円73銭、TOPIXの終値は1,948.85ポイント、+3.10ポイント。プライム市場の売買高は概算で13億76百万株、同売買代金3兆2,742億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)