マーケットコメント


テクニカル分析

2022-07-12

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

12日、景気後退懸念で機械や半導体関連株が売られ、4営業日ぶりの大幅反落

12日、米国市場で3指数が揃って下落して終えるなか、東京市場は小幅安で始まったが、直ぐに売りが優勢となり下げ幅を広げる展開となった。また、先物主導で下げ幅を広げると、中国や国内の新型コロナウイルスの新規感染者が増加していることが意識され、中国関連とされる機械株を筆頭に非鉄金属など景気敏感株が下げ幅を広げ、日経平均は400円超値下がりして午前の取引を終えた。また午後に入ってからも香港ハンセンや上海総合指数がマイナス圏で推移していたことに加え、時間外のNYダウ先物が売られていたことが嫌気されると、半導体関連株の下落が続いてさらに下げ幅を広げ、日経平均は26,278円をつけるなど一時534円安となる場面があったが、買い戻しでわずかに下げ幅を縮めて終えた。そうしたなか業種別では、水産・農林のみが値上がり。値下がりは、機械、ガラス・土石、電気機器、非鉄金属、金属など32業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日経ダブルインバース、ダブル・スコープ、任天堂、東京海上HDなどが高かった反面、SMCが-6.17%と下落が目立ち、TDK、ファナック、ソフトバンクGなどが安かった。日経平均株価の終値は26,336円66銭、-475円64銭、TOPIXの終値は1,883,30ポイント、-31.36ポイント。プライム市場の売買高は概算で10億61百万株、同売買代金2兆4,593億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)