マーケットコメント


テクニカル分析

2022-06-17

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17日、各国の利上げ加速で景気後退懸念が高まり、東京市場も大幅反落で終了

17日、スイス国立銀行が予想に反して大幅な利上げを決定したことや、英国も5会合連続となる利上げを発表したことから景気後退への警戒感が高まり、米国市場でNYダウなど主要株価指数が年初来安値を更新していたことが売り材料となった。日経平均は26,000円を割り込む443円安で始まり、その後下げ幅を広げると、25,720円をつけるなど一時710円安となる場面があった。その後は安値圏でのもみ合いが続いたが、昼休み中に日銀金融政策決定会合の結果、大規模緩和を維持すると伝わると、先物が買われて下げ幅を縮めて午後の取引が始まった。また時間外のNYダウなどの米先物がプラス圏で推移していたことから買い戻しが入り、26,072円をつけたものの買いが続かず、取引終了にかけて売り物に押され、結局26,000円を割り込んで終えた。そうしたなか業種別では、食料品、電気・ガス、陸運、繊維など6業種が値上がり。一方値下がりは、精密機器、輸送用機器、金属製品、鉄鋼、ガラス・土石など17業種が値上がりとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ダブル・スコープが+10.68%と上昇が目立ち、日経ダブルインバース、ファナックなどが高かった反面、ANYCOLOR(G)が-17.01%と値幅制限いっぱいまで売られたほか、レーザーテック、リクルートHD、東京エレクトロン、信越化学なども安かった。日経平均株価の終値は25,963円00銭、-468円20銭、TOPIXの終値は1,835.90ポイント、-31.91ポイント。プライム市場の売買高は概算で18億69百万株、同売買代金4兆2,721億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)