マーケットコメント


テクニカル分析

2022-06-16

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16日、FOMC通過で反発して始まるも上値が重く、上げ幅を縮小して終了

16日、注目された米FOMCで政策金利を0.75%引き上げることが決まったが、市場では予想の範囲内と受け取られ、NYダウなど主要指数が上昇して終えていたことが東京市場の買い材料となった。日経平均は400円近く値上がりして始まり、その後も上げ幅を広げると26,947円をつけるなど一時621円高となる場面があったが、27,000円に接近した水準から買いが続かず、徐々に上値が重たくなって午前の取引を終えた。また、午後に入ってからは他のアジア市場がまちまちで冴えない値動きとなっていたことに加え、アメリカの積極的な利上げで景気が後退するのではないかといった懸念が上値を押さえる格好となり、そのまま上げ幅を縮め、今日の安値で終える結果となった。そうしたなか業種別では、水産・農林、繊維、輸送用機器、ゴム、不動産など29業種が値上がり。一方値下がりは、海運、サービス、化学、倉庫・運輸の4業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ANYCOLOR(G)が+14.55%と上昇が目立ったほか、三菱重工業、トヨタ自動車、ソニーG、SMCなどが高かった反面、川崎汽船、ダブル・スコープ、商船三井、三井ハイテックなどが安かった。日経平均株価の終値は26,431円20銭、+105円04銭、TOPIXの終値は1,867.81ポイント、+11.88ポイント。プライム市場の売買高は概算で11億30百万株、同売買代金2兆6,416億円。
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