マーケットコメント


テクニカル分析

2022-06-15

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15日、国内外の金利上昇への警戒から225先物の売り圧力が弱まらず続落で終了

15日、ダウなど米主要3指数はまちまちで終えていたものの、FOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を明日の未明に控え、利上げ幅拡大への警戒が重石となり東京市場は続落で取引が始まった。日経平均は取引開始後に一瞬プラスに浮上する場面があったが、直ぐにマイナスに沈むと売り物に押されて下げ幅を広げる展開となった。また、午後に入ってからは、時間外のNYダウ先物や他のアジア市場がプラス圏で推移していたが、週末の日銀金融政策決定会合の発表を前に国内債券先物市場が急落したことを受け、国内の金利上昇への警戒も高まり、225先物の売りが継続して上値を押さえる格好になると、結局300円を超す下落幅となり今日のほぼ安値で終えた。そうしたなか業種別では、紙・パルプ、銀行、証券、商品、海運の4業種が値上がり。一方値下がりは、石油・石炭、鉱業、電気・ガス、機械、精密機器、卸売、鉄鋼など29業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ANYCOLOR(G)が値幅制限いっぱいまで買われ+14.93%と上昇が目立ったほか、日経ダブルインバース、三菱UFJFG、三井住友FGなどが高かった反面、大阪チタニウムが-10.23%と下落が目立ち、三井ハイテック、ダブル・スコープ、SMCなどが安かった。日経平均株価の終値は26,326円16銭、-303円70銭、TOPIXの終値は1,855.93ポイント、-22.52ポイント。プライム市場の売買高は概算で12億26百万株、同売買代金2兆7,623億円。
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