マーケットコメント


テクニカル分析

2022-06-09

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9日、まちまち。午後に上げ幅を広げるも取引終了にかけて売り圧力が強まり終了

9日、米国市場で長期金利が再び3%台に乗せたことが嫌気され、NYダウなど主要指数が揃って下落して終えていたことを受け、東京市場は小幅安で取引が始まった。日経平均は44円安で始まり、その後はプラスに浮上したが、時間外のNYダウ先物や他のアジア市場がマイナスで推移していたことから上値が重く、小幅高で午前の取引を終えた。一方午後に入ると、明日の先物とオプションの清算値を決めるメジャーSQを前に、日経225先物の買いが優勢となって上げ幅を広げると、日経平均は155円高まで切り上がったが、買いが続かず、取引終了にかけて利益確定と見られる売り物に押され、上げ幅を縮めて終えた。日経平均は5日続伸、TOPIXは5営業日ぶりの反落。そうしたなか業種別では、鉱業、石油・石炭、その他製品、繊維など12業種が値上がり。一方値下がりは、海運、証券、保険、電気・ガス、鉄鋼、電気機器、金属製品など21業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、川崎汽船が-11.13%、商船三井が-7.74%、日本郵船が-6.99%と下落が目立ち、アドバンテスト、東京エレクトロンなどが安かった反面、アイ・アールジャパンHDが+12.07%と上昇が目立ち、メルカリ、大阪チタニウム、ダブル・スコープ、INPEXなどが高かった。日経平均株価の終値は28,246円53銭、+12円24銭、TOPIXの終値は1,969.05ポイント、-0.93ポイント。プライム市場の売買高は概算で12億87百万株、同売買代金3兆2,139億円。
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