マーケットコメント


テクニカル分析

2022-06-02

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

2日、一時下げ幅を縮めるも手掛かり材料に乏しく小幅反落で終了

2日、米経済指標の結果が予想を上回ったことを受け、FRBの積極的な利上げ継続の方針に変更はないとの見方が広がり、警戒からNYダウなど主要指数が揃って続落で終えていたことが嫌気され、東京市場も売り先行で始まった。日経平均は117円安で始まり、そのまま下げ幅を広げると27,251円をつけるなど一時206円安となる場面があったが、売りが一巡すると買い戻しが優勢となって下げ幅を縮める展開となった。また午後に入ってからは7円安まで下げ幅を縮めたものの、他のアジア市場に加え、時間外のNYダウ先物などがまちまちで推移していたことから買いが続かず、戻し切れずに小幅安で終える結果となった。そうしたなか業種別では、石油・石炭、保険、ゴムなど7業種が値上がり。一方値下がりは、鉱業、医薬品、精密機器、サービス業、水産・農林など16業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ダブル・スコープが+17.11%、大阪チタニウムが+15.73%と上昇が目立ったほか、太陽誘電、ファーストリテイリングなどが高かった反面、メルカリ(G)が-7.11%と下落が目立ち、武田薬品、ルネサスエレクトロニクス、リクルートHDなども安かった。日経平均株価の終値は27,413円88銭、-44円01銭、TOPIXの終値は1,926.39ポイント、-12.25ポイント。プライム市場の売買高は概算で10億95百万株、同売買代金2兆5,463億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)