マーケットコメント


テクニカル分析

2022-03-31

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31日、続落、一時プラスに浮上するも売り物に押されTOPIXは安値で終了

31日、NYダウなど米主要指数が揃って反落していたことや、前日の東京市場の上値の重たい流れが続き、大幅安で取引が始まった。日経平均は200円程値下がりして始まり、27,763円をつけるなど一時263円安となる場面があった。ただ売りが一巡すると買い戻されてプラスに浮上し、74円高となったものの年度末で積極的な買いが入らなかったことに加え、中国の2月の製造業PMIが景況感の判断の分かれ目となる50を5ヵ月ぶりに下回ったことも嫌気され、マイナスに沈んで午前の取引を終えた。また、午後に入ってからも買いが入らなかったことから上値が重く、取引終了にかけて再び下げ幅を広げ続落となり、TOPIXは安値引けとなっている。そうしたなか業種別では、海運、紙・パルプ、鉄鋼、ゴムの4業種が値上がり。一方値下がりは、証券、商品、銀行、保険、電気・ガス、その他製品など29業種。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日本郵船がトップで+5.91%となったほか川崎汽船、商船三井、東京エレクトロンなどが高かった反面、JTOWER(マザーズ)、リクルートHD、任天堂、三菱UFJFGなどが安かった。日経平均株価の終値は27,821円43銭、-205円82銭、TOPIXの終値は1,946.40ポイント、-21.20ポイント。売買高は概算で13億40百万株、売買代金3兆2,438億円。
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