マーケットコメント


テクニカル分析

2022-03-28

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28日、利益確定売りに押され、日経平均は10営業日ぶりの反落、TOPIXは続落で終了

28日、東京市場は利益確定売りに押され、売り先行で始まった。日経平均は先週末までの9日続伸の反動や上海のロックダウンで中国関連株が売られたことから、65円安と小幅安で始まったが、その後売り物に押されて下げ幅を広げる展開となり、27,812円をつけるなど一時337円安となる場面があった。ただ売りが一巡すると買い戻され下げ幅を縮めた。また、香港ハンセン指数がプラス圏で推移していたことや上海総合指数の下落が限定的だったことから下げ渋っていたものの、上値の重たさが嫌気されると、取引終了にかけて再び下げ幅を広げ、終値で28,000円を割り込み、売買代金は2兆5千億円台と、先週末の3兆円台から大幅に減少した。そうしたなか業種別では、石油・石炭、空運、保険、その他金融など13業種が高かった反面、非鉄金属、海運、サービス、鉄鋼、化学、金属製品など20業種が安かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、エッジテクノロジー(マザーズ)が+25.44%と上昇が目立ち、ENEOSHD、三菱重工業、日経ダブルインバースなどが高かった反面、住友金属鉱山、川崎汽船、レーザーテック、信越化学、ファーストリテイリングなどが安かった。日経平均株価の終値は27,934円89銭、-205円95銭、TOPIXの終値は1,973.37ポイント、-8.10ポイント。売買高は概算で11億10百万株、売買代金2兆5,820億円。
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