マーケットコメント


テクニカル分析

2022-03-11

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11日、大幅反落、米国株安を嫌気し一時25,000円を割り込むも下げ渋って取引終了

11日、米2月消費者物価指数が予想を上回り、40年ぶりの高水準となったことからインフレへの警戒が高まり、米国市場でNYダウなど主要3指数が反落して終えていたことが嫌気され、東京市場も売り先行で取引が始まった。日経平均はおよそ200円の下落で始まったあと、じわじわと下げ幅を広げる展開となった。また、時間外のNYダウ先物がマイナス圏で推移していたことに加え、取引が始まった他のアジア市場で、香港ハンセンや上海総合指数も下落して始まり下げ幅を広げていたことも重石となり、25,000円に接近して午前の取引を終えた。午後に入ってからも売りが止まらず24,966円をつけるなど一時723円安となる場面があったが、25,000円を割り込んだ水準では売り込む動きは見られず、徐々に買いが優勢となって下げ幅を縮めて終えた。そうしたなか業種別では、鉱業、石油・石炭、鉄鋼、海運など10業種が値上がり。一方値下がりは、輸送用機器、精密機器、電気機器、化学、サービス、食料品など23業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、メルカリ(マザーズ)とレーザーテックがそれぞれ―12.24%、-9.04%と下落が目立ったほか、ソフトバンクG、キーエンス、TDKなどが安かった反面、日経平均ベアETF、川崎汽船、三菱商事などが高かった。日経平均株価の終値は25,162円78銭、-527円62銭、TOPIXの終値は1,799.54ポイント、-30.49ポイント。売買高は概算で14億21百万株、売買代金3兆3,145億円。
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