マーケットコメント


テクニカル分析

2022-03-08

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8日、大幅に3日続落、米国株安に加えリスクオフの売り物に押され25,000円割れ

8日、ウクライナとロシアの3回目の停戦協議が行われたものの前進が見られなかったことから、NYダウなど米主要3指数が揃って大幅安で終えていたことが嫌気され、東京市場は売り先行で始まった。日経平均は節目の25,000円を下回って始まると、しばらくもみ合ったあと買い戻しが入って25,291円をつけ70円高になるなどプラスに浮上する場面があったが、買いが続かず小幅安で午前の取引を終えた。一方午後に入って下げ幅をわずかに広げて始まると、時間外のNYダウ先物が下げ幅を広げて推移していたこともあってじわじわとリスクオフの売り物に押される展開となり、25,000円を割り込み2020年11月以来の水準で終えた。そうしたなか業種別では33業種すべてが値下がり。なかでも下落率が大きかったのが、石油・石炭、鉄鋼、海運、鉱業、空運、ゴムとなった反面、精密機器、電気機器、倉庫・運輸、サービス、医薬品などの下落率が小さかった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日経レバレッジETFがトップで-3.78%となったほか、塩野義製薬、JFEHDの下落が目立ち、川崎汽船、オリックス、日本郵船、日本航空などが安かった反面、日経ダブルインバース、キーエンス、ダイキン工業などが高かった。日経平均株価の終値は24,790円95銭、-430円46銭、TOPIXの終値は1,754.86ポイント、-34.17ポイント。売買高は概算で18億73百万株、売買代金4兆0768億円。
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