マーケットコメント


テクニカル分析

2022-03-04

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4日、大幅反落、ロシアによるウクライナの原発攻撃報道でリスクオフの売りが拡大

4日、朝方から、ロシア軍がウクライナ南部にある欧州最大級の原子力発電所を攻撃したと伝わったことから、東京市場は売り先行で始まった。日経平均は150円安で始まり、そのままズルズルと下げ幅を広げる展開となった。また、午前10時過ぎには25,774円をつけるなど一時802円安となる場面があったが、売りが一巡したことや原発への攻撃の被害が限定的だったことから買い戻されて午前の取引を終えた。一方午後に入ってからも売り圧力は弱まらず26,000円手前でのもみ合いが続いたあと、2月24日につけた昨年来安値に接近して終えた。また売買代金が大幅に増加し、3兆6千億円を上回った。そうしたなか業種別では、海運、石油・石炭の2業種が値上がり。一方値下がりは、ガラス・土石、輸送用機器、非鉄金属、化学、金属製品、電気機器など31業種が安かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、デンソー、レーザーテックの下落が目立ち、ソフトバンクG、ホンダ、日経レバレッジETFなどが安かった反面、商船三井、日本郵船、NTT、日経ダブルインバースなどが高かった。日経平均株価の終値は25,985円47銭、-591円80銭、TOPIXの終値は1,844.94ポイント、-36.86ポイント。売買高は概算で15億29百万株、売買代金3兆6,277億円。
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