マーケットコメント


テクニカル分析

2022-01-11

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

11日、3日続落、ハイテク株売りとバリュー株買いの2極化でTOPIXは下げ渋る

11日、3連休中の米国市場で、早期利上げへの警戒からNYダウやS&P500が続落で終えていたことが東京市場の売り材料となった。日経平均は小幅安で始まったあと下げ幅を縮める場面があったが、プラスに浮上できずに上値が重たくなると、売り物に押されて再び下げ幅を広げる展開となり、28,089円をつけるなど一時389円安となる場面があった。その後買い戻しが入り下げ幅を縮めたが、時価総額が大きい金融セクターが買われたことから、TOPIXは下げ幅を縮め0.44%の下落率となったものの、日経平均は寄与度の高いハイテク株の下げ幅が縮まらなかったことから、TOPIXの2倍の下落率となる-0.9%で終えた。そうしたなか業種別では、保険、銀行、証券・商品、空運、非鉄金属など15業種が値上がり。一方値下がりは、電気機器、化学、金属製品、精密機器、海運、鉱業、小売りなど18業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、キーエンスの下落が目立ち、資生堂、レーザーテック、日本電産、SMCなどが安かった反面、湖北工業(東証2部)が+17.31%と上昇が目立ったほか、ネクステージ、みずほFG、三井住友FG、武田薬品などが高かった。日経平均株価の終値は28,222円48銭、-256円08銭、TOPIXの終値は1,986.82ポイント、-8.86ポイント。売買高は概算で12億46百万株、売買代金3兆0073億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)