マーケットコメント


テクニカル分析

2021-12-30

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30日、国内の新型コロナウイルスの新たな感染拡大への警戒で続落して終了

30日、米国市場で、NYダウとS&P500が揃って過去最高値を更新して終えていたものの、東京市場は、新型コロナウイルスのオミクロン型の国内での感染拡大への警戒が高まっており、売り優勢で取引が始まった。日経平均は112円安で始まり、その後売り圧力が強まると28,579円をつけるなど一時327円安となる場面があったが、売りが一巡すると買い戻され、2円安まで下げ幅を縮めた。一方午後に入ると、プラスに戻せなかったことで上値の重たさが嫌気され、積極的な売買が手控えられるなか、取引終了間際に売りが膨らみ続落で終えたが、昨年末の株価27,444円を上回っており、年間では上昇して終える結果となった。そうしたなか業種別では、ゴム、情報・通信、鉄鋼など5業種が値上がりした反面、その他製品、水産・農林、陸運、空運、繊維、食料品など27業種が値上がりし、電気・ガスが変わらずとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、アジアクエスト(マザーズ)、田中化学研究所(ジャスダック)がそれぞれ+15.87%、+14.84%と上昇が目立ったほか、日本電解(マザーズ)、フェローテックHD(ジャスダック)、ZHDが高かった。一方値下がりは、任天堂、FRONTEO(マザーズ)、武田薬品、川崎汽船、ソニーGなどとなっている。日経平均株価の終値は28,791円71銭、-115円17銭、TOPIXの終値は1,992.33ポイント、-6.66ポイント。売買高は概算で7億29百万株、売買代金1兆8,438億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)