マーケットコメント


テクニカル分析

2021-12-29

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29日、反落、配当落ちと年末相場入りで買いが入らず日経平均は29,000円割れ

29日、配当落ちの影響や前日の大幅高の反動もあって小幅安で始まったが、直ぐに切り返してプラスに浮上し、日経平均は29,106円をつけるなど一時37円高となる場面があった。ただ買いが一巡すると再びマイナスに沈んで下げ幅を広げる展開となった。さらに遅れて始まった香港ハンセンや上海総合指数が売り物に押されて下げ幅を広げると、東京市場にも警戒が広がって断続的な売り物に押されて28,729円をつけ、339円安となる場面があった。一方午後に入ると、時間外のNYダウ先物がプラスで推移していたことやポジション調整と見られる買い戻しが取引終了間際に入り下げ幅を縮めたが、日経平均は29,000円を割り込んで終えた。そうしたなか業種別では、海運、空運、水産・農林、陸運、石油・石炭、鉄鋼など14業種が値上がり。一方値下がりは、ゴム、食料品、ガラス・土石、電気機器、鉱業、その他製品など19業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、アジアクエスト(マザーズ)が+18.64%と上昇が目立ち、FRONTEO(同)、セキュア(同)、商船三井などが高かった反面、レノバが-35.50%と下落が目立ち、湖北工業(東証2部)、日本マクドナルド(ジャスダック)、日本たばこ産業、キーエンスなども安かった。日経平均株価の終値は28,906円88銭、-162円28銭、TOPIXの終値は1,998.99ポイント、-6.03ポイント。売買高は概算で8億52百万株、売買代金2兆0392億円。
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