マーケットコメント


テクニカル分析

2021-12-08

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8日、オミクロン型変異ウイルスへの警戒が和らぎ大幅続伸で終了

8日、英製薬会社が、開発中のコロナ抗体治療薬が臨床前段階でオミクロン型に有効性を示したと発表したことなどで新型コロナウイルスに対する投資家の警戒が和らぎ、NYダウなど米主要3指数が大幅高で終えていたことが東京市場の支援材料となった。日経平均は買い先行で始まり、28,800円台を回復したあと一旦売り物に押される場面があったが、売りが一巡すると買い戻され、午前は28,800円手前の水準で取引を終えた。一方午後に入ると、他のアジア市場で香港ハンセンは前日の終値を挟んださえない値動きとなっていたものの、上海総合指数が上げ幅を拡大していたことなど外部環境の好転もあって株価水準を切り上げて始まり、28,897円をつけるなど一時441円高となる場面があった。取引終了にかけて上げ幅を縮める場面があったがもち直し、今日の高値圏で終えると同時に売買代金は連日で3兆円を上回った。そうしたなか業種別では、精密機器、その他製品、医薬品、サービス、電気機器など15業種が値上がり。一方値下がりは不動産、海運、倉庫・運輸、陸運、建設など18業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、サイエンスアーツ(マザーズ)が+14.22%と上昇が目立ったほか、ルネサスエレクトロニクス、ファナックなどが高かった反面、GRCS(マザーズ)の下落が目立ち、三井不動産、日経平均ベア2倍、トヨタ自動車、商船三井などが安かった。日経平均株価の終値は28,860円62銭、+405円02銭、TOPIXの終値は2,002.24ポイント、+12.39ポイント。売買高は概算で12億19百万株、売買代金3兆0620億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)