マーケットコメント


テクニカル分析

2021-12-06

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6日、反落、値がさの指数寄与度の高い銘柄の下落が重石となるも下げ渋って終了

6日、前週末のNYダウなど米主要3指数が揃って反落して終えていたことや、為替市場で再び113円を割り込んで終えていたことなどが嫌気された。東京市場は日経平均が小幅な続伸、TOPIXが小幅安とまちまちで始まったあと、値嵩の指数寄与度の高い銘柄が下げ幅を広げたことから売り圧力に押されてマイナスに沈むと、さらに下げ幅を広げ、日経平均が27,693円をつけるなど一時335円安となる場面があった。ただ、売りが一巡すると値嵩株が買い戻される展開となって午前の取引を終えた。また時間外のNYダウ先物が200ドル以上値上がりして取引されていたことや、ドル円が上昇して113円台を回復したことも買い戻しの継続につながり、下げ幅を縮めて終えた。そうしたなか業種別では、鉱業、紙・パルプ、鉄鋼、海運、石油・石炭、水産・農林など16業種が値上がり。一方値下がりは情報・通信、医薬品、サービス、精密機器、空運など16業種で、変わらずが銀行となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ソフトバンクGがトップで-8.20%となったほか、マネックスG、第一三共、SUMCOなどが安かった反面、FRONTEO(マザーズ)と川崎汽船の上昇が目立ち、サイエンスアーツ(マザーズ)、商船三井なども高かった。日経平均株価の終値は27,927円37銭、-102円20銭、TOPIXの終値は1,947.54ポイント、-10.32ポイント。売買高は概算で10億86百万株、売買代金2兆5,071億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)