マーケットコメント


テクニカル分析

2021-12-02

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2日、米国株安や新たに発見された新型コロナウイルスへの警戒で反落

2日、パウエルFRB議長が議会証言で、テーパリングの加速を示唆する発言をしていたことに加え、米国で新型コロナウイルスのオミクロン型が初めて確認されたことが嫌気され、NYダウなど主要株価指数が下落して終えていたことが売り材料となった。日経平均は反落して始まり、27,644円をつけるなど一時290円安となる場面があったが、売りが一巡すると買い戻しで下げ幅を縮め、プラスに浮上する瞬間があった。ただ新たに発見された新型コロナウイルスに対する警戒が上値を抑え、下げ幅を広げて午前の取引を終えた。一方午後に入ってからは、他のアジア市場で香港ハンセン指数がプラスに浮上して推移していたことや、為替市場でも円高が一服して113円台を回復していたことなどが下支えとなり、下げ幅を縮めて終える結果となった。そうしたなか業種別では、海運、電気・ガス、ゴム、証拠・運輸など12業種が値上がり。一方値下がりは、鉱業、空運、精密機器、陸運、情報・通信、その他金融など21業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、川崎汽船が+11.36%と上昇が目立ち、商船三井、日本郵船、FRONTEO(マザーズ)などが高かった反面、三菱ケミカルHD、マネックスGの下落が目立ち、ソフトバンクG、日本航空、JR東日本などが安かった。日経平均株価の終値は27,753円37銭、-182円25銭、TOPIXの終値は1,926.37ポイント、-10.37ポイント。売買高は概算で13億48百万株、売買代金3兆1,477億円。
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