マーケットコメント


テクニカル分析

2021-11-30

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30日、午後にマイナスに転じ、両指数ともには76.4%押しの水準を下回って終了

30日、朝方は買い先行で始まり、下向きの5日移動平均線に接近する場面があった。ただ、TOPIXは前日の高値を上回ったものの日経平均が前日の高値に届かなかったことから伸び悩む展開になると、その後はもみ合いとなった。また午後に入ると、さらに上げ幅を縮めて推移するなか、モデルナのCEOが「オミクロン型に対するワクチンの有効性はデルタ型と比較して低下する可能性がある」と指摘したと伝わると、一気にマイナスに沈んで下げ幅を広げる展開となり、日経平均は10月6日の安値から今月16日の高値までの値幅の76.4%押しの水準を下回り大陰線を形成して終えた。またTOPIXも大陰線を形成すると同時に76.4%押しの水準を一気に下回り、10月6日の取引時間中の安値とほぼ同じ水準で終えている。一方、日経500は10月6日の安値と11月22日高値の値幅の76.4%押しの水準を上回ったまま終えたが、日経平均、TOPIXと同様に大陰線を形成している。そうしたなか、明日以降、日経500が76.4%押しの水準を終値で維持できるかが注目される。
(インベストラスト会員向けコメントあり)