マーケットコメント


テクニカル分析

2021-11-29

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29日、大幅続落、一時プラスに浮上するも買いが続かず午後に下げ幅拡大

29日、先週末に伝わった新型コロナウイルスの変異ウイルスの感染拡大への警戒から、NY市場でも大幅安となったことや、円が買われて113円台前半まで一気に円高が進んだことが売り材料となった。日経平均は413円安で始まり、その後は時間外のNYダウ先物などが大幅なプラス圏で推移していたことから買い戻しが入り、じわじわと下げ幅を縮める展開となった。また日経平均は28,776円をつけるなど一時24円高となる場面があったが、午後に入るとマイナスでのスタートとなるなか、午前とは逆にじわじわと下げ幅を広げる展開となった。また午前の安値を割り込むと売り圧力がさらに強まり、売買代金が3兆円を超えるなか今日の安値圏で終える結果となった。そうしたなか業種別では、海運、その他製品の2業種が上昇。値下がりは、空運、陸運、繊維、ゴム、輸送用機器、紙・パルプ、非鉄金属、鉄鋼など31業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、オリエンタルランド、ANAHD、日本航空、JR東日本などが安かった反面、GRCS(マザーズ)が+7.57%と上昇が目立ち、レーザーテック、日経平均ベア2倍、エムスリーなどが高かった。日経平均株価の終値は28,283円92銭、-467円70銭、TOPIXの終値は1,948.48ポイント、-36.50ポイント。売買高は概算で15億30百万株、売買代金3兆3,942億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)