マーケットコメント


テクニカル分析

2021-11-26

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26日、新型コロナウイルスの変異種確認の報道で大幅反落し29,000円を割り込む

26日、日本時間の早朝に南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異ウイルスが見つかり、同国以外の地域でも確認されたと伝わったことが売り材料となった。日経平均は174円安で始まると、先物主導で急激に下げ幅を広げる展開となり、午前の取引終了時には720円安まで下落して29,000円を割り込んだ。また、香港でも南アフリカで感染が拡大している変異ウイルスが確認されたと伝わり、ハンセン指数が大幅安となっていたことから、昼休み中の先物がさらに下げ幅を広げ、午後に入ってからも下げ止まらず、日経平均は28,605円をつけるなど一時893円安となる場面があった。その後取引終了にかけて買い戻され、わずかに下げ幅を縮めて終えた。そうしたなか業種別では33業種すべてが値下りし、空運、不動産、陸運、金属製品、非鉄金属、鉱業、情報・通信の下落率が大きかった反面、電気・ガス、食料品、水産・農林、紙・パルプなどの下落率が小さかった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日経ダブルインバース、日経平均ベア2倍、楽天225ダブルベア、グローバルウェイ(マザーズ)、そーせいグループ(同)の5銘柄のみが値上がり。値下がりは、GRCS(マザーズ)が-9.65%と下落が目立ち、日本航空、三井住友FG、ソフトバンクGなどとなっている。日経平均株価の終値は28,751円62銭、-747円66銭、TOPIXの終値は1,984.98ポイント、-40.71ポイント。売買高は概算で13億02百万株、売買代金2兆9,993億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)