itrust アイトラストテクニカル分析講座2010

9日、前日と同様に米国株高が好感されたことに加え、日経平均への寄与度が高いソフトバンクGが1兆円の自社株買いを発表したことが買い材料となり、日経平均は上昇して始まった。取引開始後に上げ幅を広げて5日移動平均線を上回ると、前日の高値もわずかに上回る場面があったが、TOPIXが前日の高値を上回ることができずに伸び悩むと、日経平均も急速に上げ幅を縮める展開となった。また、TOPIXがマイナスに沈んで午前の取引を終えると、日経平均も午後に入ってからマイナスに沈んで始まり、前日の安値や午前の安値を下回ると一気に下げ幅が拡大し、5日移動平均線を下回ったまま上ヒゲ陰線を形成して終えた。またTOPIXと日経500も5日移動平均線を下回ると同時に5日移動平均線が下向きに変化していることに加え、3指数ともにボリンジャーバンドの上向きの＋1σを下回って終えている。明日以降、＋1σや5日移動平均線上を回復できるかが注目される。
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