マーケットコメント


テクニカル分析

2021-11-08

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8日、米国株高が好感され上昇して始まるも決算に対する売りで続落

8日、業績が好調なことに加え雇用統計の結果が予想を上回ったことが好感され、米主要3指数が揃って過去最高値を更新したことが東京市場の買い材料となった。日経平均は29,735円をつけ123円高で始まったが、取引開始時が高値になると徐々に売り物に押されて上値が重たくなり、上げ幅を縮める展開となった。また、9時半過ぎにマイナスに転じると、そのままマイナスに沈んで午前の取引を終えた。午後に入ってからも中国不動産大手恒大グループの利払いが遅れているとの報道があったことに加え、昼休み中に業績を発表した建設株の一部が午後に取引が始まってから売り気配になったことも市場全体の重石となり、日経平均は今日の安値、TOPIXもほぼ安値で終えた。そうしたなか業種別では、空運、海運、鉱業、石油・石炭、精密機器など17業種が値上がり。一方値下がりは、鉄鋼、水産・農林、建設、その他製品、医薬品など16業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、JFEHDが-11.3%と下落が目立ったほか、塩野義製薬、ホンダ、任天堂などが安かった反面、マネックスGが値幅制限いっぱいまで買われ+16.76%となったほか、オリンパス、川崎汽船、伊藤忠、日本航空などが高かった。日経平均株価の終値は29,507円05銭、-104円52銭、TOPIXの終値は2,035.22ポイント、-6.20ポイント。売買高は概算で12億31百万株、売買代金2兆8,264億円。
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