マーケットコメント


テクニカル分析

2021-11-05

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5日、小幅高で始まるも売り物に押され、アジア市場やダウ先物の下落も重石

5日、前日の上昇の流れが続き東京市場は小幅高で始まったが、値を保つことができず直ぐに売り物に押される展開となった。また、マイナスに沈むと、他のアジア市場が下落していたこともあってじわじわと下げ幅を広げ、29,600円をわずかに下回って午前の取引を終えた。さらに午後に入ってからは上値の重たさが嫌気されると、時間外のNYダウ先物が下落していたことから売り物が膨らみ29,504円をつけるなど、一時290円安となる場面があったが、29,500円割れ寸前の水準で下げ止まると、買いが優勢となって下げ幅を縮めて取引を終えた。また、売買高、売買代金ともに高水準を維持した。そうしたなか業種別では、水産・農林、その他製品、金属製品、ゴムなど7業種が値上がり。一方値下がりは、海運、鉄鋼、倉庫・運輸、ガラス・土石、輸送用機器、卸売など26業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、マネックスGが値幅制限いっぱいまで買われ+20.13%となったほか、レノバが+15.11%と上昇が目立ち、SUMCO、任天堂などが高かった反面、川崎汽船、商船三井、JFEHD、日本郵船の下落が目立ち、三菱商事、エムスリー、ダイキン工業などが安かった。日経平均株価の終値は29,611円57銭、-182円80銭、TOPIXの終値は2,041.42ポイント、-14.14ポイント。売買高は概算で12億66百万株、売買代金2兆9,916億円。
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