マーケットコメント


テクニカル分析

2021-11-04

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

4日、FOMC後の米株高が好感され反発するも日経平均は伸び悩み、TOPIXは高値引け

4日、注目された米FOMCで、金融緩和の縮小が発表されたものの利上げへの慎重な姿勢が示されたことを受け、NYダウなど主要3指数が過去最高値を更新して終えていたことが好感され、東京市場は大幅反発で取引が始まった。日経平均は取引開始後に上げ幅を広げ、29,880円をつけるなど一時359円高となったが、3万円に接近したところでは上値が重く、徐々に上げ幅を縮める展開となった。一方、午後に入ってからは業績発表が本格化するなか、個別株物色が活発になり、売買代金は増加したものの日経平均の値動きは乏しく、結局上げ幅を縮めて終える結果となった。そうしたなか業種別では、繊維、電気機器、倉庫・運輸、機械、ガラス・土石、金属製品など27業種が値上がり。一方値下がりは、海運、鉱業、その他製品、水産・農林など6業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日本郵船がトップで-8.11%となったほか、川崎汽船の下落が目立ち、花王、商船三井などが安かった。一方値上がりは、ZHD、キーエンスの上昇が目立ち、富士フイルムHD、レーザーテック、ルネサスエレクトロニクスなどが高かった。日経平均株価の終値は29,794円37銭、+273円47銭、TOPIXの終値は2,055.56ポイント、+23.89ポイント。売買高は概算で14億82百万株、売買代金3兆6,854億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)