マーケットコメント


テクニカル分析

2021-10-29

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29日、週末の選挙を控え強弱が対立し一時大幅安となるも反発して終了

29日、米国でダウなど主要3指数が上昇したことに加え、ナスダック総合とS&P500が過去最高値を更新していたものの、日経平均は前日とほぼ変わらない水準で始まったことから上値の重たさが嫌気され、先物主導で下げ幅を広げる展開になった。また午前10時半ごろには28,475円をつけるなど一時345円安となる場面があった。一方で売りが一巡すると一気に買い戻され下げ幅を縮めて午前の取引を終えると、昼休み中に特段の材料は見られなかったにもかかわらず225先物が買われ、プラスに浮上して午後の取引が始まった。また取引開始後すぐに29,000円に乗せたが値を保つことができずに伸び悩みむなど強弱が対立するなか、結局小幅な反発で取引を終えた。そうしたなか業種別では、海運、紙・パルプ、鉄鋼、食料品、繊維、その他製品など16業種が値上がり。一方値下がりは、金属製品、証券、商品、ガラス・土石、小売、不動産、銀行、電気・ガスなど17業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、商船三井、川崎汽船、日本郵船、キーエンスなどが高かった反面、パナソニックの下落が目立ち、アドバンテスト、ルネサスエレクトロニクス、レーザーテックなどが安かった。日経平均株価の終値は28,892円69銭、+72円60銭、TOPIXの終値は2,001.18ポイント、+1.52ポイント。売買高は概算で15億64百万株、売買代金3兆5,317億円。
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