マーケットコメント


テクニカル分析

2021-10-28

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28日、米国株安や業績への失望で売られ続落で終了

28日、米国市場でダウやS&P500が反落して終えていたことに加え、一部の国内企業の業績に失望感が広がったことから東京市場は売り先行で始まった。日経平均は29,000円を割り込んで始まると、225先物に断続的な売り物が出て下げ幅を広げる展開となり、28,693円をつけるなど一時405円安となる場面があったが、売りが一巡すると下げ渋って午前の取引を終えた。また、昼休み中に日銀金融政策決定会合の結果、現状維持と伝わったが、市場への影響はほとんど見られず、午後に入ってからも買い戻しが続いて下げ幅を縮める展開となった。ただ、他のアジア市場で香港ハンセンや上海総合指数がマイナスで推移していたことから上値が重く、戻しきれずに終えた。そうしたなか、その他製品、空運、水産・農林、化学、金属製品など8業種が値上がり。一方値下がりは、鉱業、石油・石炭、鉄鋼、保険、精密機器、非鉄金属、医薬品、機械など25業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ファナック、富士通、エムスリーの下落が目立ち、ソフトバンクG、日立、テルモなどが安かった反面、野村総合研究所の上昇が目立ち、アドバンテスト、信越化学、レーザーテックなどが高かった。日経平均株価の終値は28,820円09銭、-278円15銭、TOPIXの終値は1,999.66ポイント、-14.15ポイント。売買高は概算で22億12百万株、売買代金5兆0699億円。
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