マーケットコメント


経済指標

2025-06-09

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9日、5月景気ウォッチャーは現状判断DI(原数値)が+0.2と、2ヵ月ぶりの上昇

9日、内閣府が発表した5月景気ウォッチャー調査の現状判断DI(原指数)は、前月差+0.2で44.8となり2ヵ月ぶりに上昇したが、景気判断の分かれ目とされる50を13ヵ月連続で下回った。一方、2、3ヵ月先を見る先行き判断DI(同)は前月差+2.7と、前回の43.4から46.1に上昇したものの、景況感の判断の分かれ目となる50を14ヵ月連続で下回った。続いて季節調整値だが、現状判断DIは44.4、同+1.8と、5ヵ月ぶりに上昇したが、50を15ヵ月連続で下回った。また、先行き判断DIは同+2.1の44.8と、こちらは6ヵ月ぶりに上昇したが、9ヵ月連続で50を下回った。この結果を受け、内閣府は「景気は、このところ回復に弱さがみられる。先行きについては、夏のボーナス及び賃上げへの期待がある一方、引き続き価格上昇や米国の通商政策の影響への懸念がみられる」とし、基調判断を据え置いた。
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