マーケットコメント


経済指標

2021-04-08

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8日、3月景気ウォッチャーは現状判断DI(原数値)が49.5と2ヵ月連続の上昇

8日、内閣府が発表した3月景気ウォッチャー調査の現状判断DI(原指数)は、前月差+8.8で49.5となり、景気判断の分かれ目とされる50を5ヵ月連続で下回った。また、2、3ヵ月先を見る先行き判断DI(同)は前月差-4.4の48.6で、50を2ヵ月ぶりに下回った。続いて季節調整値だが、現状判断DIは49.0で同+7.7と2ヵ月ぶりの上昇となり、5ヵ月連続で50を下回った。先行き判断DIは同-1.5の49.8と、こちらは4ヵ月ぶりの低下となっていることに加え、50を2ヵ月ぶりに下回った。この結果を受け、内閣府は「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しさは残るものの、持ち直している。先行きについては、感染症の動向を懸念しつつも、持ち直しが続くとみている」とし、上方修正した。ただ、先行き判断DI(季節調整値)では、住宅と雇用を除くすべての項目が悪化しているにもかかわらず、基調判断が上方修正されており、今後の動向が注目される。
(インベストラスト会員向けコメントあり)