マーケットコメント


経済指標

2021-04-01

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1日、3月調査日銀短観、大企業製造業、非製造業ともに3四半期連続の改善

1日、日銀が発表した全国企業短期経済観測調査は、大企業製造業業況判断DI(足元)が+5(前回-10)と、15ポイント改善した。また3四半期連続の改善したことに加え、19年9月調査(プラス5)以来、5四半期ぶりのプラスとなっている。一方、同非製造業は同-1と前回の-5より4ポイント改善した。先行きの業況判断については、同製造業は+4で前回の-8から12ポイント改善するものの、足元より1ポイント悪化する見通し。同非製造業は-1と前回の-6ポイントから5ポイント改善する見通しとなっているが、足元と同じでマイナスが続くとしている。2021年度のソフトウェア、研究開発を含む設備投資計画(除く土地投資額)については、大企業全産業で前年度比+3.2%と前回12月調査(同-1.3%)を上回った。想定為替レートについては、2021年度を1ドル106円07銭(上期106円04銭、下期106円10銭)と、実際のレート(110円台)より円高水準に設定されており、通期の業績見通しやその後の為替変動による業績への影響が注目される。
(インベストラスト会員向けコメントあり)