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マーケット情報

2025-10-27

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27日、日経平均、TOPIXともに最高値を更新、史上初の5万円台に乗せて終了

27日、外部環境の好転と国内のポジティブ材料が重なり、東京市場は大幅高となった。先週末の米主要株価指数が揃って過去最高値を更新して終えていたことから投資家のセンチメントが強気に傾いたことに加え、米中の貿易交渉に対する過度な警戒が後退したことが買い材料となり、東京市場は上昇して始まった。日経平均は49,900円に乗せて始まったあと、史上初となる5万円に乗せて推移した。また5万円に乗せたあとは一度も割り込むことなく推移し、11時前には50,500円に迫る場面があった。午後に入ってから一旦売り物に押されたが、週末に発表されたメディアによる高市政権に対する支持率調査で軒並み65%を上回る高水準だったことなどが下支えになると、取引終了にかけて再び買いが優勢となって50,549円をつけ1,249円高となったあと、わずかに上げ幅を縮めて終えた。日経平均は過去最高値を更新し、史上初となる5万円に乗せて終えた。TOPIXも過去最高値を更新した。そうしたなか業種別では33業種すべてが値上がり。上昇率が高かったのは、非鉄金属、精密機器、証券、商品、情報・通信、輸送用機器、電気機器、卸売など。一方で上昇率が低かったのは、不動産、サービス、化学、電気・ガス、医薬品などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、第一稀元素化学工業が+32.54%、東洋エンジニアリングが+15.40%、キオクシアHDが+11.73%、川崎重工業が+9.02%、三井E&Sが+8.90%、フジクラが+7.98%、JX金属が+7.12%と、上昇が目立ち、名村造船所(S)など28銘柄が値上がり。値下がりは、信越化学工業、東京電力HDの2銘柄のみとなっている。日経平均株価の終値は50,512円32銭、+1,212円67銭、TOPIXの終値は3,325.05ポイント、+55.60ポイント。プライム市場の売買高は概算で19億27百万株、同売買代金は6兆1,130億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)