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2025-05-20

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20日、米国債格下げの影響は見られなかったものの、国内金利上昇が上値の重石

20日、米国債の格下げの影響が注目されたが、米国市場でNYダウなど主要指数が上昇して終えていたことから買い安心感が広がり、前日の下落の買い戻しが入り反発して取引が始まった。両指数ともに上げ幅を広げると、日経平均は37,921円をつけるなど一時423円高となる場面があったが、買いが一巡すると上値が重たくなり上げ幅を縮めて午前の取引を終えた。また、午後に入ると国内の金利が上昇したことを受け、ドル円が下落して円高に振れたことや、時間外のNYダウなど米国株の先物がマイナスで推移していたことから売り物に押され、両指数ともにマイナスに転じる場面があった。ただ、売り込む動きは見られず、クロージング・オークションに入った時点ではマイナスで推移していたが、買い物が入り4日ぶりの小幅高で終えた。TOPIXも反発となっている。そうしたなか業種別では、非鉄金属、サービス、銀行、電気機器、輸送用機器など9業種が値上がり。値下がりは、繊維、電気・ガス、水産・農林、空運、陸運、小売りなど、24業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、サンバイオ(G)が+16.26%、サンリオが+9.37%、豊田自動織機が+8.60%、古河電工が+7.22%、SMCが+5.70%、フジクラが+5.66%と上昇が目立ち、ソニーGなど22銘柄が値上がり。一方で、フジ・コーポレーションHDが-7.97%と下落が目立ち、川崎重工業、キーエンスなど8銘柄が安かった。日経平均株価の終値は37,529円49 銭、+30円86銭、TOPIXの終値は2,738.83ポイント、+0.44ポイント。プライム市場の売買高は概算で19億23百万株、同売買代金は4兆4,721億円
(インベストラスト会員向けコメントあり)