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2024-07-17

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17日、まちまち、日経平均は午後に半導体関連株が売られ反落、TOPIXは続伸

17日、米国市場でNYダウが大幅高で過去最高値を更新するなど主要3指数が揃って上昇して終えていたことが好感され、東京市場は買い先行で始まった。日経平均は41,400円台に乗せて始まり強弱が対立したあと、41,466円をつけるなど一時191円高となる場面があったが、上値の重たさから上げ幅を縮めて午前の取引を終えた。また午後に入ってからは午前の終値とほぼ変わらずの水準で取引が始まったが、12時45分ごろ一部報道で、バイデン政権が同盟国に、「半導体製造装置大手企業が、先端半導体技術へのアクセスを中国に提供し続ける場合、厳しい貿易制限措置の利用を検討している」と伝えたと報じられたことが嫌気されると、国内の半導体関連株を中心に売りが広がり、日経平均は一気にマイナスに転じた。一方、TOPIXはプラス圏を維持していたことから、相場全体が大きく崩れることはなかったが、日経平均は反落、TOPIXは続伸で取引を終えた。そうしたなか業種別では、繊維、不動産、建設、精密機器、紙・パルプ、その他金融など27業種が値上がり。値下がりは、電気機器、保険、海運、鉱業など6業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、東京エレクトロンが-7.46%、SCREENHDが-6.48%、ローツェが-6.09%と下落が目立ち、レーザーテック、ディスコなど19銘柄が安かった反面、川崎重工が+10,43%、アシックスが+5.05%と上昇が目立ち、三菱重工業、コマツ、三井E&S、IHIなど11銘柄が高かった。日経平均株価の終値は41,097円69銭、-177円39銭、TOPIXの終値は2,915.21 ポイント、+10.71ポイント。プライム市場の売買高は概算で16億86百万株、同売買代金4兆4,302億円。
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