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2022-05-16

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16日、まちまち、大幅高で始まるも、ダウ先物や中国景気に対する警戒が重石

16日、前週末の米国市場でNYダウなど主要3指数が揃って大幅反発して終えていたことが買い材料となり、東京市場は続伸して始まった。日経平均は26,700円台を回復して始まり、26,836円をつけ一時409円高となる場面があったが、時間外のダウ先物がマイナスに転じて下げ幅を広げていたことが米国市場への警戒につながり上げ幅を縮めた。また、11時頃発表された中国の鉱工業生産や小売売上高が予想を下回る悪化となったことも重石となり、上げ幅を縮めて午前の取引を終えた。一方昼休み中に上海市の副市長が会見で、6月からロックダウンを解除する方針と伝わり、買い戻しが入って日経平均はプラス圏を維持して終えたが、TOPIXは戻しきれず小幅安で終えた。そうしたなか業種別では、倉庫・運輸、サービス、情報・通信、機械など8業種が値上がり。一方値下がりは、非鉄金属、鉄鋼、その他金融、卸売、精密機器など25業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日本郵政、オリエンタルランド、KDDI、レーザーテックなどが高かった反面、オリンパス、ホンダ、川崎汽船、みずほFGなどが安かった。日経平均株価の終値は26,547円05銭、+119円40銭、TOPIXの終値は1,863.26ポイント、-0.94ポイント。プライム市場の売買高は概算で15億00百万株、同売買代金3兆1,759億円。
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