マーケットコメント


マーケット情報

2021-10-13

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

13日、続落、一時プラスに転じるもIMFの経済成長見通しの下方修正が重石

13日、米国市場で主要3指数が揃って3日続落で終えていたことから前日の下落の流れが続き、東京市場は売り先行で始まった。日経平均は取引開始後に28,000円を割り込み、27,993円をつけるなど一時237円安となる場面があった。ただ、売り込む動きは見られず、買い戻しが優勢になると今度はプラスに転じ、28,364円をつけ134円高となった。ただ、IMFが世界経済の成長見通しを下方修正したことから買いが続かず、徐々に上値が重たくなると再びマイナスに沈んで午前の取引を終えた。一方午後に入ってからは材料不足で膠着感が強まると、戻しきれず小幅安で終えた。そうしたなか業種別では、不動産、水産・農林、建設、食料品など6業種が値上がり。一方値下がりは、海運、鉄鋼、ゴム、銀行、保険、化学など27業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、SHIFTが+9.98%と上昇が目立ち、レーザーテック、ヒューリック、日本たばこ産業などが高かった反面、太陽誘電が-6.13%となったほか、商船三井、川崎汽船、日本郵船、村田製作所などが安かった。日経平均株価の終値は28,140円28銭、-90円33銭、TOPIXの終値は1,973.83ポイント、-8.85ポイント。売買高は概算で11億11百万株、売買代金2兆4,039億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)