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マーケット情報

2021-10-06

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6日、米国株高を好感して始まるも値を保てず約12年ぶり3ヵ月ぶりの8日続落

6日、米国市場でダウなど主要3指数が反発して終えていたことが好感され、東京市場は買い先行で始まった。日経平均は28,000円台を回復してスタートしたあとも上げ幅を広げる展開となり、28,209円をつけるなど一時387円高となる場面があった。一方、取引開始後30分ほどで買いが一巡すると徐々に売り物に押される展開となったことに加え、海運など主力株の値下がりが大きく、投資家の買い余力が低下するなかで買いが入らず、10時半過ぎにはマイナスに沈んで午前の取引を終えた。また、プラスで取引が始まった香港ハンセン指数がマイナスに沈んだことや、時間外のNYダウ先物もマイナスで推移していたことから、今晩のNY市場を警戒した先物の売りで水準を切り下げて午後の取引が始まると、27,293円をつけ528円安となり、取引終了にかけて下げ幅を縮めたものの8日続落で終える結果となっている。そうしたなか業種別では、鉱業、石油・石炭、銀行、電気・ガスなど19業種が値上がり。一方値下がりは、空運、海運、輸送用機器、陸運、医薬品、不動産など14業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、三菱UFJFG、INPEX、信越化学、三井住友FGなどが高かった反面、ベイカレントコンサルティング、武田薬品、川崎汽船、ヒューリック、日本航空などが安かった。日経平均株価の終値は27,528円87銭、-293円25銭、TOPIXの終値は1,941.91ポイント、-5.84ポイント。売買高は概算で16億73百万株、売買代金3兆7,420億円。
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