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マーケット情報

2021-10-04

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4日、反発して始まるも恒大Gへの警戒が重石となり、値を保つことができず6日続落

4日、先週末が大幅安で5日続落となっていたことの反動や、週末の米国株が上昇して終えていたことが好感され、東京市場は反発して始まった。日経平均は29,000円台を回復して始まり、29,046円をつけるなど一時274円高となる場面があった。ただ、高かったのは取引開始時だけで徐々に上値が重たくなると、マイナスに沈んだ。また、10時過ぎに恒大グループの本日の売買が停止と伝わると、警戒した投資家からの売りが膨らみ、下げ幅を広げて午前の取引を終えた。また、午後に入ってからも上値の重たい値動きが続き、28,343円をつけ427円安となったが、売り込む動きは見られず、安値圏でもみ合ったまま28,500円を割り込んで終えた。そうしたなか業種別では、空運、陸運、その他金融、紙・パルプ、不動産、鉱業、建設など18業種が値上がり。一方値下がりは、海運、電気機器、ガラス・土石、精密機器、化学、非鉄金属など15業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、川崎汽船、日本郵船、商船三井の下落が目立ち、富士フイルムHD、ベイカレントコンサルティング、レーザーテックなどが安かった。一方値上がりは、オリエンタルランド、JR東日本、ANAHD、日本航空などとなっている。日経平均株価の終値は28,444円89銭、-326円18銭、TOPIXの終値は1,973.92ポイント、-12.39ポイント。売買高は概算で13億24百万株、売買代金3兆2,588億円。
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