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マーケット情報

2021-09-27

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27日、買い先行で始まるも、新たな中国不動産大手への警戒が高まり小幅安で終了

27日、新型コロナウイルスの新規感染者数の減少を受け、30日が期限となっている緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の解除が視野に入ってきた休み明けの東京市場は、小幅高で始まり、取引開始早々に30,414円をつけるなど165円高となる場面があった。その後買いが続かず直ぐに上値が重たくなると、上げ幅を縮めたものの押し目買いが入り、もち直して午前の取引を終えた。一方午後に入ってから、新たに中国不動産大手の資金繰り悪化懸念が報じられると、東京市場も上げ幅を縮めて午後の取引が始まり、上値の重たい値動きとなって結局小幅安で終えた。そうしたなか業種別では、鉱業、空運、陸運、銀行など18業種が値上がりした反面、値下がりは、海運、機械、倉庫・運輸、化学、情報・通信、医薬品など15業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、トップが日本郵船で-6.55%となったほか、川崎汽船、商船三井も6%超の下落率と目立ち、ダイキン工業も安かった。一方値上がりは、シンプレクスHDが+14.29%と上昇が目立ったほか、エイチ・アイ・エス、日立、ANAHD、JR東日本などが高かった。日経平均株価の終値は30,240円06銭、-8円75銭、TOPIXの終値は2,087.74ポイント、-3.01ポイント。売買高は概算で12億58百万株、売買代金3兆2,582億円。
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