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2021-09-21

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21日、大幅反落、中国不動産大手の資金繰り悪化を警戒した欧米株安が重石

21日、3連休明けの東京市場は大幅安となった。中国不動産大手の恒大集団の資金繰りへの警戒が高まり、欧米市場が大幅安で終えていたことが嫌気され、日経平均は売り先行となった。日経平均は3万円台で始まったが、その後下げ幅を広げて3万円を割り込むと、29,832円をつけるなど一時667円安となる場面があった。その後一旦3万円台を回復したが、買いが続かず再び下げ幅を広げて午前の取引を終えた。また、午後に入ってからも3万円に迫ったが、ここでも売り物に押されて押し返され、結局今日のほぼ安値で終えた。そうしたなか業種別では、空運、陸運、医薬品の3業種が値上がり。一方値下がりは、鉄鋼、機械、海運、倉庫・運輸、情報・通信、証券、商品など30業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日経レバレッジETF、ソフトバンクG、ダイキン工業、日本製鉄などが安かった反面、第一三共が+7.68%と上昇が目立ち、日経ダブルインバース、日本航空、JR西日本などが高かった。日経平均株価の終値は29,839円71銭、-660円34銭、TOPIXの終値は2,064.55ポイント、-35.62ポイント。売買高は概算で13億19百万株、売買代金3兆3,780億円。
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