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2021-09-03

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3日、5日続伸、菅総理の総裁選出馬見送りの報道を受けて買われ大幅高で終了

3日、米国市場でNYダウなど主要3指数が揃って上昇して終えていたことが材料となり、東京市場は買い先行で始まった。日経平均は小幅高で始まり、28,700円台に乗せたあとは一旦、利益確定と見られる売り物に押されて伸び悩んだが、中国財新が発表する非製造業PMIが予想を下回ったにもかかわらず、上海総合や香港ハンセン指数がプラス圏で推移していたことが買い安心感につながり、午前の取引終了にかけて上げ幅を広げて終えた。一方昼休み中に菅総理が総裁選への出馬を見送るとのニュースが飛び込んでくると、225先物の買い戻しや上昇に便乗した買いも膨らんでさらに上げ幅を広げる展開となった。日経平均は29,149円をつけるなど一時606円高となるなか高値もみ合いが続き、今日のほぼ高値で取引を終えた。そうしたなか業種別では33業種すべてが値上がり。上昇率が高かったのは、鉄鋼、電気機器、証券、商品、機械、医薬品、その他金融、化学、不動産などとなった反面、上昇率が小さかったのは、電気・ガス、その他製品、海運、小売、陸運、水産・農林などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、レーザーテックがトップで+7.94%となったほか、モビルス(マザーズ)が+17.92%と上昇が目立ち、JFEHD、日本製鉄、日立などが高かった。一方値下がりは、ベイカレントコンサルティングが-9.9%と下落が目立ち、日経平均ベア2倍、日経ダブルインバース、JR西日本などが安かった。日経平均株価の終値は29,128円11銭、+584円60銭、TOPIXの終値は2,015.45ポイント、+31.88ポイント。売買高は概算で12億43百万株、売買代金3兆2,808億円。
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