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マーケット情報

2021-08-31

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31日、大幅続伸、1年ぶりの月末上昇となり、日経平均は28,000円台を回復

31日(火)、米国市場でS&P500とナスダック総合指数が揃って過去最高値を更新していたものの、ダウの下落や月末下落のアノマリーを意識した売り物に押されて取引が始まった。日経平均は小幅安で始まり、下げ幅を広げると27,602円をつけるなど一時187円安となる場面があった。売り一巡後は買い直されて一瞬プラスに浮上したが、TOPIXがマイナス圏で推移していたこともあって買いが続かず小幅安で午前の取引を終えた。一方昼休み中に225先物が買われてプラス圏に浮上すると、午後の取引開始早々に日経平均もプラスとなり、他のアジア市場がマイナス圏で推移していたにもかかわらず先物主導による買いが続いた。結局、日経平均は28,158円をつけ369円高となったが、取引終了にかけて利益確定と見られる売り物に押され上げ幅を縮めて終えている。また、JPX日経インデックス400とJPX日経中小型株指数の構成銘柄の入れ替えに伴う売買が行われたことから取引終了時の商いが大幅に膨らみ、3兆円を上回る売買代金となった。そうしたなか業種別では、海運、鉄鋼、精密機器、サービス、金属製品など22業種が値上がり。一方値下がりは、空運、陸運、電気・ガス、鉱業など11業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ソフトバンクGがトップで+0.47%となり、4営業日ぶりの反発となったほか、レーザーテック、日本製鉄、日本郵船、JFEHD、ZHDなどが高かった反面、日経平均ベア2倍、日経ダブルインバース、KDDI、NTT、ジェイフロンティア(マザーズ)などが安かった。日経平均株価の終値は28,089円54銭、+300円25銭、TOPIXの終値は1,960.70ポイント、+10.56ポイント。売買高は概算で12億35百万株、売買代金3兆0137億円。
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