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マーケット情報

2021-08-27

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27日、米国株安が重石となり終日マイナス圏で推移して終了

27日、アフガン情勢の悪化で地政学リスクの高まりが嫌気され、米国市場で主要3指数が揃って下落したことが重石となり、東京市場は売り先行で始まった。日経平均は161円安で始まり、さらに下げ幅を広げる展開になると、27,481円をつけるなど一時261円安となる場面があった。ただ、売りが一巡すると買い戻しが優勢となって71円安まで下げ幅を縮めて午前の取引を終えた。一方、昼休み中の先物が戻り売りに押されて午後の取引が始まると、再び下げ幅を広げて始まったものの、売り込む動きは見られず、再び買い戻しが優勢となって下げ幅を縮めて終えた。そうしたなか業種別では、海運、紙・パルプ、保険、金属製品の4業種が値上がり。一方値下がりは、精密機器、倉庫・運輸、石油・石炭、電気・ガス、卸売など29業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、商船三井がトップで+9.96%と上昇が目立ったほか、日本郵船、すららネット(マザーズ)、川崎汽船が高かった。一方値下がりは、イオン、任天堂、ファーストリテイリング、塩野義製薬などとなっている。日経平均株価の終値は27,641円14銭、-101円15銭、TOPIXの終値は1,928.77ポイント、-6.58ポイント。売買高は概算で8億69百万株、売買代金2兆1,135億円。
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