マーケットコメント


マーケット情報

2021-07-16

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

16日、主力株の下落が重しとなり日経平均、TOPIXともに3日続落

16日、ファストリやエーザイなど寄与度の高い銘柄に悪材料が出て売り気配で始まったことや、ナスダックやTSMCの下落でハイテク株が下落したことから日経平均は続落スタートとなった。取引開始時は240円安で始まり、そのあと直ぐに27,847円をつけるなど一時431円安となる場面があったが、28,000円を割り込んだところでは買い戻しが入り、28,000円を挟んだもち合いが続いて午前の取引を終えた。一方午後に入ると、買い戻しが続いてTOPIXがプラスに浮上するなど強含む場面があったが、取引終了にかけて売り直され、両指数ともに3日続落で取引を終えた。日経平均、TOPIXともに3日続落となっているものの、値上がり銘柄と値下がり銘柄の数は拮抗しており、寄与度の高い銘柄の下落が指数の足を引っ張る格好となった。そうしたなか業種別では海運、鉄鋼、非鉄金属など12業種が値上がり。一方値下がりは、医薬品、精密機器、鉱業、陸運、その他製品など21業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、エーザイが-12.96%と下落が目立ったほか、ファーストリテイリング、Enjin(マザーズ)、アドバンテストなどが安かった。一方値上がりは、ベイシス(マザーズ)が+16.06%と上昇が目立ち、ベイカレントコンサルティング、日本郵船、日立などが高かった。日経平均株価の終値は28,003円08銭、-276円01銭、TOPIXの終値は1,932.19ポイント、-7.42ポイント。売買高は概算で9億35百万株、売買代金2兆1,550億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)