マーケットコメント


テクニカル分析

2015-08-11

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11日、続伸して始まるも元の切り下げが嫌気され反落、下ヒゲ陰線を形成

11日、NYダウの大幅反発が好感され、東京マーケットは窓をあけて続伸して始まった。日経平均株価は、6月24日の終値(終値ベース)を上回り取引時間中の高値に迫る場面があったが、高値持ち合いとなった。一方TOPIXは、高値を更新して始まり、約8年ぶりとなる1,700ポイント台を回復する場面があった。そうしたなか、11時過ぎに中国人民銀行から元切り下げが発表されると、中国景気に対する不安が浮上し、一気に上げ幅を縮める展開となり、マイナスで午前の取引を終えた。また、昼休み中に先物が売られ下げ幅を広げたことから、午後の取引が始まるとさらに下げ幅を広げ、日経平均株価、TOPIXともに一時上向きの5日移動平均線を下回る場面があったが下げ渋り、5日移動平均線上を回復して終えた。5日移動平均線上を維持して終えているものの、明日以降5日移動平均線を下回るようだと、高値を更新できずに終えているだけに上値の重石になる可能性があり注意が必要か。
(会員向けコメントあり)